top of page

【海外企業訪問 ミャンマー編 Part.2】

2017 年3月14日(火)

【みずほ銀行 様】

企業が自社のビジネスを外国にて立ち上げ、運用する際にその資本の調達に欠かせない金融面に関してお話を伺いました。途上国ならでわの特色に加えて金融サービスにおける困難や苦労などを、あらかじめ鷲見ゼミナールのゼミ生が考えた質問を元にお話していただきました。ミャンマーでは外資銀行に対して地場企業とは融資における取引をすることができないという規制がかけられており、今後の規制緩和に注目したいなど、急速に発展するミャンマーという国の法律の脆弱さなどのカントリーリスクなどの点にも触れ、ゼミ生の疑問を解消してもらいました。

 またみずほ様はミャンマーの大手企業グループとの提携を持っており、なぜその提携を行うに至ったか、その目的と今後の展望をお聞きしました。どの企業も金融機関との取引があってのビジネスであるためその根幹となる“銀行”からのお話は鷲見ゼミナールの今後の研究に活きるはずです。

【ACECOOK MYANMAR CO.,LTD 様】

 “東南アジア最後のフロンティア”として製造業を含め外資企業の参入が近年著しいミャンマーという地で、食品製造業としてどのような工夫を凝らしているのか、その現地生産、プロモーションなどの技術、知見を聞くことが出来ました。ベトナムにおいてインスタント麺における高いシェアを誇るエースコック様ですが、ミャンマーではいかにしてマーケティングを行うのかということを主題にお話を伺いました。2017年よりティラワ工業団地にてエースコック様の工場を持ち現地生産を本格化させ、どんな製品をどんな目的でどのようにミャンマーの市場に合わせて製造、広告、販売を行っているのかという話は非常に論理的であり、ゼミ研修の目的でもある「どのように現地の企業が国際経営を行っているのか、机上での知識を実際に当てはめ確認する」というものに沿った有意義な内容でした。

【FORVAL MYANMAR CO., LTD. 様】

forval様はミャンマーに進出してる日系企業のコンサルタントを主に担当している企業です。

進出にあたり多くの日系企業がインフラや法制度の未整備といった障壁に悩んでることをうかがいました。

またコンサルタント業務を行っている事もあり、ミャンマー市場全体の動向に目を向けていました。インフラの未整備が目立つミャンマーにおいて市場全体の動向を掴む情報収集は現地に出向いて行なっているとのことで、現状のミャンマーのインフラはコンサルタント業界にも影響を与えていることが分かりました。

またforval様ではミャンマーでの現地人の生活についても説明してくださいました。ミャンマーでの長年のご活躍から得た生の情報をお聞きする事ができました。

2017 3/15(水)

【MYANMAR BREWERY LIMITED 様】

ミャンマーブルワリー様は2015年にキリンホールディングス社に買収され、お話を伺った御二方はキリンホールディングス様から買収当時に派遣されご活躍されています。二つの企業が交わる際に大切にしていることとして“企業理念”のお話をまず初めに伺いました。社員全員が大切にする理念と共有する姿勢を見せることが重要であるとのことで、買収当時さまざまな困難があったことも付随してお話していただきました。ミャンマーにおけるビール産業の現状を説明していただき、その後貴社で製造販売しているビールのマーケティング方法についてお聞きしました。大きな市場の中で製品をどのポジションにブランディングするか、その方法、その際に留意するポイントなど短い時間ではありましたが、分かりやすく解説していただきました。

 またご厚意でビール工場の見学と試飲会をさせていただきました。実際にビールを1から作っている様子を解説のもと拝見させていただきました。日本ではなかなか飲むことのないミャンマーに現地化されたビールの試飲も行い、非常に貴重な時間となりました。


bottom of page